ケータイ小説 野いちご

だから、俺にしとけよ。

*第1章*
集団合宿実行委員





「伊都ちゃんおっはー」



私が教室に入るなり、元気に挨拶をしてきたのは入谷くん。


昨日の今日で、朝から絡んできた入谷くんに驚く。



昨日初めて話したから、もちろん挨拶もされたの初めて。





「いつもあの男と登校してるんだね。
幼なじみの持田京介くんと。
家は隣で生まれた時から一緒で、ずっと片想いか。健気だね」


「調べたの!?」


「まぁね」




自分の席に着いた私の前に、机に腕を置き枕みたいに顔を倒す。


そして私を見上げてニコッと微笑む。



爽やかな笑みだけど、言ってるセリフは怖いから。


昨日でそんなすぐに情報を集めるなんて。




「クールに装ってるけど女遊びが激しくて、とっかえひっかえ。
毎日家に違う女の子を連れ込んでるって、伊都ちゃん可哀想だね」





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