「はぁ…」

「どうしたの?美咲?朝からため息ばかりついて…」

七星が、不思議そうに聞いてくる。


「今日、私の誕生日じゃん…それなのに学校だよ…やる気スイッチが見つからないんだよ…」

私は節々と言った。

「あっ!今日、美咲の誕生日か!忘れてた〜!
でも、本当にイヤなの?大好きな由美先生に会えるのにね〜」

「えっ!なんで知ってるの?」

私は誰にも由美先生との関係は言ってない。

七星はまた言った。

「そりゃあ、私達、親友でしょ!?それぐらい分かるよ!」