『お母さん?入るよ。』


ガチャ…


暗い寝室にゆっくり入る。


「朱羽…?蒼月……??」


「お母さん、大丈夫ぅ〜?」


ベッドにはシーツを纏うお母さんの姿。


「娘の前でこんな格好…。
恥ずかしくてもう生きていけない!」


『今更だって…。』


「今回は早かったねぇ〜!
明日仕事って言ったからかなぁ?」


普段ならもっと長い時間閉じ込められるもんね。


「これは内緒にしててね。
明日仕事って言うのはモデルの仕事なの…。」


「えぇ!?それバレたらヤバいよぉ!!??」


『お母さん、断ったら?
またお父さんに乱入されたいなら別だけど。』


私の言葉にお母さんは少し怯んだ。