洸汰と付き合ってから2週間が経った。


でも洸汰のモテっぷりは


今もご健在です。


「陽依。
その顔どうにかならないの?」


「へ?どんな顔?」


「幸せボケしてる顔。」


そ、そんな顔してる?!


普通だと思うんだけど……。


「おいおい、橘〜。
陽依をいじめんなよ〜。」


そう言って洸汰は


机にカバンを置いた。


「はぁ?
いじめるわけないでしょ。
この子の幸せボケしてる顔
見てみなさいよ。」


どれどれと言いながら私の方に


体を向けて顔を覗き込んできた。