夕べ 恵夢に慰めて貰うどころか
あたしが慰め役になるとは。。。


散々 恵夢の恋の悩みを聞かされて
挙げ句の果てには酔っ払って
ゲロゲロ吐くわ。


「朱音~昨日はごめんねぇ~」


「勘弁して欲しいよね‼
ムカツクったら‼
あたしがあんたのゲロの掃除まで
しないといけないわけ?」


「ごめんってぇ~」


「あんたの財布からカードだして
払ってやろうかと思ったよ‼」


「あっ!お金は?」


「あ・た・し・が払いました!」


言い合っていると
そこへ奥野さんが出勤してきた。


「おはよう!朝から揉め事?」


「あたしが夕べ飲みすぎて
朱音に迷惑かけちゃったんです
あっ!めっちゃ機嫌悪いんで
今晩 朱音の相手してやってもらえません?」


「ちょっと!何頼んでんのよ!
今日はあたしが恵夢に奢って貰う番なの!」


「別に構わないよ
オレも上野に話あるから」


「そーですかぁ~ちょうどよかった!
朱音を頼みますね」


わっ!逃げやがった。。。


うん?あたしに話って?
またぁ~?


夕べ彼女とのディナーだったってことは
喧嘩した?それともフフフ別れちゃったぁ?


バカバカ 人の不幸を望んでるから
あたしに恋の神が舞い降りないのよぉ~。