あの日・・・、龍二に別れを告げようとした次の日から、私はいじめをうけている。

楓は、私をずっと守ってくれている。
楓は、いつも私を守ってくれる。
私が弱いから・・・。

もう、嫌だよ・・・。
私が弱い人間だということ、死ねとかクズとかいろいろ言われたりしてること。
何もかも嫌になってきた。





私は、楓と龍二に別れの手紙を書いた。

え?お母さんとお父さんには書かないのって?

実はね、お母さんとお父さんは死んじゃったんだ・・・。中学生の時に・・・。
交通事故で。

お母さんとお父さんは私をかばって死んだんだ・・・。











次の日の放課後、私は屋上に呼び出された。

なんか、嫌な予感がするなぁ~





「ねぇ、いつまで生きてんの?早く死んでくれない?みんな、あんたが死ぬの待ってるよ?笑 龍二くんもね。」

そう言って、後ろにいる女の子たちとクスクス笑いだした。



そういや、今日龍二いなかったな・・・。



・・・ダメダメ!!!!!
私は、もう龍二の彼女じゃないんだ・・・。
早く忘れなきゃいけないんだ




「ねぇ、聞いてんの?早く死んでよ笑」






「いいよ。死んであげる・・・。」

私、何言ってんだろう・・・

でも、いいかも。
死んだら、楽になれるよね…?




そう言うとは思っていなかった稚夏美ちゃん達は目を大きく開いて、驚いていた。


「じゃ、じゃぁ、早く死んでよ。笑」


わかった・・・。



お母さん、お父さん、今会いに行くね。

楓、ごめんね・・・。バイバイ。









楓、そして・・・龍二。
大好きだよ。









そして、私は、屋上から飛び降りた。


屋上からは、稚夏美ちゃん達の悲鳴が聞こえた。