少し疲れていた…。

変化の無い日常に明け暮れていたんだ。

それも良い変化の無いってことだ。


「晴菜、今日ぐらい起きてよ!転校生が来るんだよ!」


親友の理沙がテンション高く詰め寄る…。





そうだね、こうやって友達がいるんだから前文撤回しないとね。

朝は貧血気味だからたぶんネガティブに考えるのかもしれない。



「どんな人だろうね。女の子が良いな。」


「あんたは男子かっ!」


「だって男苦手なんだもん…。」


「晴菜って可愛いのにそういうとこもったいないよね~」


と言いながら鞄を置く理沙を横目で見ていた…。