響羽side





俺の1日は、まずはなを起こすことから始まるんだ。


朝に強い俺は基本的にはなよりも先に起床するから。




【はな】と書かれているプレートがかけられている部屋の前に行き、声をかける。




「はな、腹減った。何か作れ」




この言葉ではなが起きなかったためしはない。

ほぼ100%、この言葉ではなは起きる。




何かすでにもとになるものが作られていて、あとは温めるだけ…とかなら俺でも作れる。



でも0からの料理は俺は出来ない。

はながいなかったら空腹で死んでしまう。