雅と出会った次の日からは毎日連絡を取り合って毎晩のように路地裏へ向かった。



「ねえ、花恋。今日はどうする?」


もう、花恋と出会ってから1ヶ月が過ぎた。



「今日は…んー。いつも通りでー!」



テンション高く言う私はやっぱり少しおかしいのかな。


いや、狂ってるのか。



「花恋、アイツ、こっちをさっきからチラチラ見てるよ」


「ん。わかってる。」



私と雅の目線には



ひょろいもやし男。



あいつは確か………。


雅とこの前徘徊してた時に殴ったやつだ。



ってことは、あたしと雅は、狙われてる?


やばいな。


でもまあ、一人なら。



雅も最近は私といることでか、強くなってきた。



雅のパンチは重い。



あんなにかわいい顔立ちしといて怖すぎる。



「なぁ、オネーサンたちさ、ちょっといい?」



ほら、きた。



あのもやし男の仲間だろうか?



「なんですか?」



雅が答える。