ケータイ小説 野いちご

【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜

*俺の言うこと聞けよ。


「亜里沙、準備はできた?」


「お、お母さん!

こんな格好で大丈夫かな?」



今日は宮川家に挨拶に行く日。


そして、例の住み込み生活がはじまる日。



…ついにこの日が来てしまった。



私は朝から落ち着かなくて、何度も服を選び直したり荷物を確認したり…

朝ごはんすらろくに喉を通らない感じだった。



だってよく考えたらこれから2ヶ月間、一度も家に帰れないんだもの。


お父さんたちにもずっと会えないし、会えるとしたら学校の友達くらい。


味方が一人もいないような生活…。



想像しただけでもあまりにも孤独で、不安で、

いっそのこと、このまま逃げ出してしまおうか…なんて考えてしまった。



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