目を開けると見知らぬところにいた。



「痛…」



起き上がろうとすると手も足もロープで繋がれていた。



これじゃ身動きが取れない。



ここはどこなの…?



薄暗くて気味が悪い。



誰もいないのかな…?



「起きたんだね、桜ちゃん」



聞き覚えのある声が聞こえた。



「阿久津くん…なんで…。」



「俺が桜蘭の総長だからここにいる。航太は俺の代わりを努めてくれてたんだ。」



そう言って不気味な笑顔で笑う阿久津くん。