【未玖side】



有川くんと一緒帰った次の日。


なんだか私の周りでは不思議なことが起こっていた。




「ちょっと、これどういう事?」



「分からない、私もなんかビックリしてて……」


有川くんが嫌そうな顔をするのを横目で見つつ

どうすればいいのかと慌てていると彼は言った。


「なんでキミはいっつもめんどくさいの連れてくるかな

てか僕のところ来ていいなんて一言もいってないし」


「ごめん……っ!


でもどうしたらいいか分からなくて……

有川くん図書室にいるって聞いたから来てみたんだけど

そしたらついて来てて……」