私はみんなとは違って、家が遠い。。
友達ができてもいっしょには帰れない。
図書館で6時半まで本を読んで、
帰り、ひとりで歩いていた。
前から人が歩いてくる。
…ぁ。
人気者の人だ。
私は目も合わせず通りすぎようとした。
「ぁ、同クラの人だよね??」
あっちに気づかれた。
「ぁ、うん。なぎさです。」
「なぎさね。帰り??」
「うん。」
「こんなに暗くなるまでなにしてたの?」
「図書館で本読んでた。」
「そっか、送るよ。」
「ぁ、ありがとう。でも大丈夫。」
「いや、危ないから。」
「ほんとにだいじょぶ!まだ明るいし。」
「家どこ?」
「………ドーナツ屋さんの近く。」
「ぁぁ、おっけ。行こう。」
断ったのに送ってもらいました。
「あの…」
「なに?」
「なんで送ってくれるんですか?」
「外くらいから。」
「誰でも送ってあげるんですか??優しいですね。」
「誰でもではない。笑」
「なぎさとはまだ話したことないから。」
「さすがだね。」
「ん?」
「人気者らしい発言だなって。」
「そんなことないよ」
「ううん。あんなに人を笑わせられるなんてすごいと思うよ。私にはできないもん。」
「ありがと。」
これが人気者くんとの会話でした。笑