«過去の悲しみ»


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「柚葉ー?
男の子が来てるけど...もしかして彼氏くん?」





あ、バレてしまった...!

実は付き合い始めたのはついこの前でお母さんにはまだ言っていたかった。







「そ、そう...」


「んもう~!
言ってくれればいいのに~」





少しだけ膨れながらそう言ったお母さん。






何でだろう...

なぜか...


「ありがとう、お母さん」



そう言いたくなってしまった。





「あら、やだ。どうしたの?笑」


お母さんは急なことでびっくりしていた。



けど...




「うん柚葉もリハビリ、
頑張ってくれてありがとう。

今こうしてお話できること、すごく嬉しいわ」








お母さんはそんな言葉とともに最高の笑顔を見せてくれた。