1月1日 元旦

朝から、葵の両親が病室へ来ていた。 
今日だけは面会時間の決まりはないからだ。


「葵、明けましておめでとう!
無事に一年を迎えれて良かった。」

「本当だ。良かった。」

葵は両親との会話を済ませた頃だろうか。  
葵から何かを渡された。

手紙だった。

いつの間に書いていたのだろう。
俺は葵に合図して病室をあとにした。