*陽翔side*

「陽翔~♪昨日どうだったー?」


昨日?あぁ、暴走族?なんだったっけ?


えーと、美波ちゃんの彼氏の族だっけ?


あたし詳しくないから分かんないや。


でも、総長?って人は王様見たいな人


だったな。


百獣の王ライオン的な?

ふふふっ。ピッタリじゃん♪


あーでも、美波ちゃんはラブラブだった。


ラブラブしすぎてたよぉ!!!!!!!!


あたしは、彼氏とか恋とかしたことないから
恥ずかしかったんだよ?!


言えないけど。



「陽翔?百面相?」


ふと見上げたら、美波ちゃんが
あたしを見ながら笑ってた。百面相?!


え゙?!してたの?


は、恥ずかしいぃいいぃいいい!!!!!!!!


「そっか~♪楽しかったんだ♪じゃーあ、
今日も行っちゃう?」


き、今日も?!

いや…昨日皆、あたしのことを
喋れないかわいそうな人な目で見てたもん。


だから、行きたくないのが本音。


でも、美波ちゃんの誘いを断ると
後が怖いんだよね……!


どうしよっかな。


そんなあたしの考えを読み取ったのか、

美波ちゃんはまた にっこりと腹黒い

笑顔で微笑み


「行きたいよね?私と。楽しかったよね~?行くよね?!」


って。言われると思ってたよ。


まぁ、これに負けるあたしもどうか

とおもうけどね…。


あはは。美波ちゃんには、
敵いそうもありません。