時は文久4年(元治元年)
人間は江戸時代と呼んだ。
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ヒュォォォ
冷たい風があたしを通り抜ける
「寒い…。また冬が来たの?」
今は夜。
あたしが生きてもう200年も経つ。
もう生きたくない。
誰か殺してよ…
あたしを殺して。
いくら不老不死でも心臓をやらないと簡単に死なない。
けど、ここは森の奥。
人間は滅多に…全くいない。
「人間のところに…いこうかな。」
あたしは人間のところへと足を進めた。
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暫く歩くと森を抜けることができた。
「ここ…が、人間のいる場所。」
初めてくる場所は広かった。
木とか草とかないからすごく広く感じた
あたしは歩いた。
すると目の前から人間がこちらへと走って来る。
あたしはどうしようかと悩んでる時その人間はあたしのことが見えてなかったらしく
ドンッ
ぶつかった。
あたしとその人間は尻餅をついた。
「い…たい。」
少しだけど痛かった。
人間はゆっくり話しながらこちらを向いた。
「いっつ…。今何に当たったので…す………か……。」
そしたらあたしの姿を見て固まった。
「…うわぁぁぁぁぁ!」
人間は叫んだと思ったらあたしに何かを投げてきた。
「…な、何これは?」
あたしは何かを手にして見た。
少し固めの変な形したもの。
あたしはじっくりこれを見てると人間があたしに近寄ってきて変なものをとって変なものに包まれた。
「それで…隠して下さい。」
「えっと…」
隠す?
一体何を?