「ささ、袴脱いでや。」



脱いでって言われても脱ぎ方分からない


「あたし脱ぎ方わかんない。」


「うちが脱がしてあげるから。」


スル


袴が脱げて行く。


「え…巳甘、その肌…」


「あ…」


この肌のことすっかり忘れてた。


「あたしね蛇なの。人間ではないの。」


「す……凄い!」


氷雨さんは興奮した様子であたしの手を握ってきた。


「うちの友達がこんな可愛くて蛇だなんて!」


これは褒めてるの…?


「可愛いだなんて…。あたし今目隠してるのに…」