ガチャ













「おーい、クロ!朝だぞー!」




今日もまた朝から砂月さんの大きな声が聞こえる
















「砂月さん、もう起きてるよ」



「チッ、んだよ可愛くねーの。


俺のモーニングコールなんだから、ちったぁ嬉しくしやがれ」






「はいはい。


準備が終わったら下に行くので


出ていってもらっていいですか?」





ギロりと砂月さんを睨んだ









「おーおー、こわこわ。


じゃ下で待ってからよ、早く来いよ」




「はい」












砂月さんが出ていったから


僕は急いで着替え始めた










着替え終わって


鏡の前でクルリと1回周った



















「新しい制服、か」





チラリと壁にかけてある制服を見た



その制服は僕がはいてる制服とは違う制服だった



















「早く忘れないと、な」





僕はそうこぼして部屋を出た