今日は、久しぶりに学校に来た。
みんな優しく接してくれるし、仲のいい友達は、私が休んでいった分のノートを見せて貰った。

「姫芽、本当に久しぶり〜」

「久しぶり、優梨」

「もう、姫芽が休んでいたから私、暇だったじゃん〜」

「ごめんね」

「いいよ」ニコ
「あの事も、あるから」

「ありがとう」ニコ

優梨が言うあの事とは、3年前のある出来事の事だ。
そんな時に、チャイムが鳴った。

キーコンカーンコーン

チャイムが鳴った時に、先生も教室に入って来た。

先生の話を聞いているうちに、ふっと、外を見てみると私の姉の優姫が歩いて登校していた。

どうして、私たち兄姉妹(きょうだい)は、こんなにもバラバラになってしまったんだどう。昔は、楽しかった。

そんなことを思っていると先生の話は、終わっていた。周りは、雑談していたり、小説読んでいたり色々な事をしていた。

私は、優梨と話しながら優姫の事を考えていた。どうして、私たちを裏切ったのか?そして、昔は遅刻なんてしなかったのにどうして?

そんな事を考えていると優梨が、私の肩を叩いているのに気づいた。

「ど、どうしたの?」

「もう、何回も肩を叩いても気づかないんだから」

「ごめん」

「うん、いいよ。それよりも先から姫芽のお兄さんが呼んでるよ」

「え!!」