ケータイ小説 野いちご

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青空の下月夜に舞う

出会い

ホテルに入ると、狭いシングルベット1つに、少し古いテレビ。

ベージュの一人掛けソファー。

スーツケースをベッドの脇に置き、そのまま横になった。

はあ……

何の溜め息か分からない。

自然と大きく吐き出された吐息は、一瞬にして消え、外を通る車の音が僅かに聞こえるだけ。

ラブホとかだとまだ静かなのかな。
でもラブホに一人で入る勇気ないし。

一人じゃなくても、そんな相手居ないし。

普通ならさ、優しい彼氏が「俺ん家来る?」なんつって。
いいよ、悪いよ、なんて言いながらも彼氏の両親も人が良くてさ、高校卒業したら結婚しろ。みたいな流れでさ。


「…………」


ヤバイ。

私頭痛いかも。
変な妄想が暴走する。

乙女かよ!乙女だよ!みたいな?

誰だよ一体。漫画じゃないんだから。

しかも好きな人すら居ない私が、彼氏とのラブロマンスを思い描いたって、それは宝くじに当たる確率よりも低い。

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