──生徒会side──


──コンコン


時間はお昼頃。


生徒会室のドアがノックされた。


「どうぞ」


短く幹が応答する。


「こんにちは…」


生徒会室に入ってきたのはひ弱そうな男だった。


男の声に棗が反応して起き上がる。


他の生徒会メンバーも視線をその男に向けた。