「はぁぁ〜・・・ゴールデンウィーク・・・ねぇ〜・・・」









「・・・あたしの目の前で重〜い溜息つかないでよ」







「だってぇ〜〜」







気づけばゴールデンウィークが目の前に迫った春の終わり







通常なら大いに嬉しい休暇だけど、部活強制なんて校則のあるウチの学校では招かざる休暇だ







「サッカー部所属の私なので?まあ、休みがないワケですよー。もー、私も麻希と一緒に遊びたいですのにー。」








「なんで敬語?(笑)」







お、思わず・・・。(笑)







「まあ、あたしとは遊べないけど代わりに"雅樹先輩"に相手してもらえばいいじゃない?」







そんな意地悪をいい、ニヤつく麻希







「もおー!麻希ってばまた面白がってるでしょー!」







ケーキバイキング日、言われるがまま7人でその後を共にした






その時の雅樹先輩の様子をみて、麻希は何かを確信したみたいで・・・その日からずーっとこんな感じ










面白がってるというか、楽しそうっていうか、












「ゆうきー!!部活いこーぜ!!!」






突然、教室の出入り口からそう叫ぶ声が聞こえて目線を移すとそこには同じサッカー部1年の林たくみくんが立っていた