ケータイ小説 野いちご

純情ラバーズ

✿紺色リュックにゆるキャラ











「なんだ、またぐにか〜」


「入ってきて早々失礼なやつだな」



4月、新学期が始まり、わたしは2年生になった。


出席番号順で1番前の席になったあげく、担任として教室に入ってきたのは去年同様大国先生だった。



ついこぼれた本音に、先生がじとっと視線を送ってきたけど、口笛を吹きながら目を逸らす。


口笛なんて吹けないんだけどね。 誤魔化すのが下手なのは自覚してるから触れないでね。



「じゃあ各自体育館に移動しろよー」



わたしのクラスは文系で、みんな大国先生の授業を受けたことがあるから、先生は自己紹介もそこそこにそう言った。





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