完全に寝不足。


次の日起きると、目の下にはクマ。


「もー、やだ本当。」


フラフラ家を出ると、悩まされてる張本人が壁に寄りかかってた。


「慧?おはよ。」

「途中まで学校一緒に行こう。」


…これが遠慮しないってことなのかな。


別に断る理由もなくて、あたしは慧と並んで登校。


「慧って、いつからあたしのこと好きなの?」

「小6。」

「はぁ!?…全く気づかなかった。」

「お前鈍いからな、かなり。」