そーんな日からしばらく。
あたしは仕送りとバイト代の1部を持って、学校帰りにスーパーに来ていた。
一人暮らしのあたしは当然毎日家事に追われバイトに追われるわけで。
っていっても、しっかり学生楽しみなさいと、両親は十分すぎる仕送りをしてくれていた。
「…あれ。」
学校の近くのスーパーには、ひどく見慣れた二つの背中と知らない背中。
「うっわー、慧と早川先輩って実は仲良し?」
あたしが声を掛けると、同じタイミングでビクッと肩を揺らして振り返った。
その手にはお肉と…小麦粉?
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