「愛〜!こっち〜!!」

「…なんで、ここにいるわけ?」

今日は約束の日曜。

待ち合わせはこの辺では有名なショッピングモール。

そこに居たのは、さやかともう一人。

弘樹だった。

「いや…さやかさんに誘われて…。」

ジロ。

隣にいるさやかを睨む。

全く…たまに変なことしてくれるんだから。

「まぁいいじゃない!大勢の方が楽しいわよ!!」

「…。」

「愛…ごめん…。」

〜っ!もういい!

こうなったらヤケだ!

気にせずいい水着選んでやるんだから!

そう意気込んだ私は、すでに歩き出しているさやかの後を追いかけた。