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暫く歩いていると、外に出た。
今日は晴れていて、気持ちい日だ。
「外に出て何するんですか」
「僕らのランチタイムだよ。今日は雀璃の歓迎パーティーをしようかって思ったんだ」
にこりと国宮友貴が笑う。
太陽みたいなあったかい笑みだなぁ。
・・・僕には眩しいだけだけど。
太陽の光が降り注ぐ屋根がある温室みたいなところに入る。
「ここは雨でも入れるんです」
大河内真由香が眩しそうに目を細める。
「ここはあたくしたち専用のガーデンですわ。
関係者以外立ち入り禁止なんですの」
へぇ、ガーデンか。
さすがお金持ち高校だね。