入院生活が始まって、3ヶ月が過ぎた。


でも、その間にあの人が病院に来ることは1度もなかった。


その代わりと言ってはなんだけど、楓や椿、斗真や愛華、勝、そして陸、山吹が代わる代わるお見舞いに来てくれた。


陸との距離は、少し近づいたような気はする。


だけど、あたしの全てを打ち明けられるほどとはまだ言えなくて、、、


1人になると、いつも心の闇に襲われる。


月光の彼らと、あたしが関わってることを柚は知ってる。


彼らに、危害が及ばなければ良いが、、、


『リンこそ、どうして?あたしのことを裏切るようなことが出来るの?』


あの日、、、


柚から言われた言葉を、あたしはまだ理解出来ずに居る。


あたしはいつ、柚のことを裏切った、かを、、、