『掌編小説集』
ホラー・オカルト
完
0
tohrcf/著
- 作品番号
- 1559138
- 最終更新
- 2019/05/15
- 総文字数
- 34,267
- ページ数
- 13ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 222
- いいね数
- 0
気紛れに書いた「140字小説」を拡張、再構築し、1篇あたり400字詰め原稿用紙5,6枚程度の、超短編(ショートショート)に仕上げました。当該作品集には、合計11篇の超短編を収録してあります。タイトルからそれとなく想像できそうな単純な構成で、電車待ちの合間にも読めるほどの手軽な内容です。
- あらすじ
- 1 .『序章』
両手でバッグを抱えた痩せぎすの若い女が、鎌首を外壁からニュっと擡(もた)げて睥睨(へいげい)するガーゴイルを視上げ、遺跡かと視紛(みまご)う石造りの建物に入っていった。……分厚い雷雲が天空に貼りつくと同時に、暗闇が地上を覆い悉くし、凄まじい稲妻が大気を引き裂いた。次いで、巨大な雹が地上に降り注いで地面を揺さぶり、天空と地上が逆転、終末を告げる弔鐘にも似た轟音が鳴り響いた。
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