―もっと、刺激的な恋を。―

ただ、

ただ、普通に幸せになりたかった…

フツウに愛されて

フツウに愛して

フツウに
シアワセな家庭をもつ

フツウにご飯作って、
『おいしいよ』
って彼が微笑む。

『ママ、おいしいよ』
って子供も、お口いっぱい汚して、私に笑顔をむける。


ただ、

そんなちっぽけな幸せでも

あたしは
幸せな家庭を夢みてた。

あの時は、
これからは幸せな事しかないんだって信じてた。

だから、
あたしは


『結婚してくれますか？』
彼があたしにプロポーズした言葉に、

『はい』
と答えたの。
幸せしかみえてなかったあたしの選択を間違った最低の日