ソラルリラ―晴色の傘―

ファンタジー

蒼時雨/著
ソラルリラ―晴色の傘―
作品番号
410765
最終更新
2010/05/04
総文字数
6,522
ページ数
7ページ
ステータス
未完結
PV数
287
いいね数
0
 機械と傘と灰色の町、ソラルリラ――。

 町の真ん中にそびえ立つ機械塔を中心に、かつては機械産業で繁栄を極めたこの町は、20年前から降り続く雨に町も人も生きる気力を奪われていた。

 この町の法律で、ソラルリラで産まれた女は15歳を過ぎると、一歩たりとも町の外に出ることが許されない。

 そして一週間後、決して雨の止むことのないこの町で、私は運命の15歳の誕生日を迎える。

「行こう。お前に雨の降らない世界を見せてやる」
「うん!」

 これは、降り止まない雨に疑問を持った少女と大人と子供の狭間で揺れ動く少年の一週間。

 一冊の、古びた絵本の物語――。

目次

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