オディールが死んだ日に

ミステリー・サスペンス

魅洛/著
オディールが死んだ日に
作品番号
1715363
最終更新
2024/04/21
総文字数
35,655
ページ数
38ページ
ステータス
未完結
PV数
90
いいね数
0


「パリに一週間仕事に出かけてくるわ」


一言残して発って行った妻。当然ながら帰って来る筈だったが、


「帰ったらあなたに話したいことがある」


謎の発言だけを残して―――


消えた。



蝉が鳴き始めるある初夏の日


突如聞かされた最愛の妻の訃報


妻は自殺か、事故か―――殺されたのか。


刑事が目を着けたのは夫であるゲーム会社経営、CEO。


家庭内暴力、不倫、金銭トラブル、様々な情報が世間を騒がせ、株価は暴落。


会社経営者の立場ですら危うくなった矢先に現れたのは、救いの天使か



悪魔か



「あたし、黒瀬 翆の娘。八神 結」



死んだ妻の娘だと名乗る女子高生。


妻は子供はおろか、以前に結婚歴も無かった筈なのに。


しかしその女子高生は驚く程妻に似ていた。


そして次第に妻の死に不審点が浮上してくる。


妻が残した保険金。


「死亡保険金額は一億。その受取人は

八神 結と言う、一人の少女でした」


そして妻と通じていたと思われる男の存在の浮上。


「サイバー班に奥さんのケータイを調べてもらったところ、その発信元は
あなたの秘書、


原 麗二」


絶対的信頼を寄せていた秘書の原が自分を裏切って妻と―――


更に雇っていた家政婦は突如行方不明に。


「この吉崎と言う女、株価が暴落する直前、資産家から資金を集めてあなたの会社の株を空売りして大儲けしていた。株価が暴落することを見込んだ実に周到なやり方ですよ」


罠なのか、愛なのか、金か。



突如事件に巻き込まれた夫、柏原 匠美は妻の娘と名乗る八神 結と事件の真相を調べ始める。


やがて行き着いた真実とは―――








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