公爵令嬢のマーゴットは卒業式の日、
王太子バルカスから婚約破棄された。
彼の愛する平民女性を虐げたことが理由らしい。
だが、彼は知らない。
冤罪なのはもちろん、
事情があって彼は
マーゴットと結婚しなければ
王家に残れない仮初の王太子であったことを。
それを指摘された王太子は怒り狂い、
マーゴットを暴力によって殺害してしまう。
マーゴットはそんな人生を
何度も何度もループしていた。
マーゴットはそんな王太子でも愛していた。
けれど愛があってもこのループからは
逃れられないと知って、
覚悟を決めることになる。
これは、後に女王となった公爵令嬢が
自分の本当の想いを取り戻して、
腐れ縁の幼なじみ王太子と訣別するまでの物語。
- あらすじ
次期女王となるはずの
公爵令嬢マーゴットをめぐる三人の男たちと、
王家の秘密の物語。
完結まで書き上げ済み。