天使くん、その羽は使えません (短)
青春・友情
完
100
またり鈴春/著
- 作品番号
- 1696541
- 最終更新
- 2023/05/22
- 総文字数
- 31,654
- ページ数
- 89ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 6,857
- いいね数
- 100
見た目が綺麗な男の子が
初対面で晴衣(せい)を見るやいなや
「君の命はあと半年だよ」
と余命を告げる
その言葉に対し晴衣は
「知ってるよ」と笑顔で答えた
実はこの男の子は
晴衣の魂を引取りに来た天使だった
魂を引き取る日まで晴衣と同居する事に
なった天使は、晴衣がバドミントン部に
全力を尽くす姿を何度も見る
「こんな羽を追いかけて何が楽しいの」
「しんどいから辞めたいって何度も思ったよ。
だけど不思議なことにね、」
どんな時だって、吸い込まれるように
目の前の羽に足を伸ばしちゃうんだよ
「……ふぅん?」
晴衣の気持ちを理解する日は来ない
天使は、そう思っていた
はずだった――
「晴衣。この羽は、特別だからね」
「っ、」
【 天使くん、その羽は使えません 】
\無表情天使と、儚くも強い少女の物語/
表紙公開▶R5.4.30
執筆開始▶R5.5.11
作品完結▶R5.5.21
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