ワインレッドにさよならを
恋愛(ピュア)
完
1
日々可/著
- 作品番号
- 1670877
- 最終更新
- 2022/06/28
- 総文字数
- 12,501
- ページ数
- 28ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 17,237
- いいね数
- 1
好きな人は絶対に自分のものにはならないとわかっていたのに、恋をした。
誠一の左手の薬指に指輪がはまっているのも理香にはわかっていた。
上司と部下、その一線を越えてしまうことがどんなにいけないことなのか頭ではわかっていた。
それでも止められなかった。
恋は落ちるものだというのを、生まれてはじめて理解したような気がした。
「あのね、理香さん。俺は理香さんが思ってる以上に悪い男なんですよ」
大学時代の後輩の悠太。
悠太は理香のこの拗れた恋愛の全部を知っているのに、理香を好きだと言ってくれた。
その悠太の気持ちに応えられないと理香が言ってもそれでもいいと言って、ただ優しく無条件に理香を甘やかす。
捨てられない恋と、与えられる恋に、揺れる
誠一の左手の薬指に指輪がはまっているのも理香にはわかっていた。
上司と部下、その一線を越えてしまうことがどんなにいけないことなのか頭ではわかっていた。
それでも止められなかった。
恋は落ちるものだというのを、生まれてはじめて理解したような気がした。
「あのね、理香さん。俺は理香さんが思ってる以上に悪い男なんですよ」
大学時代の後輩の悠太。
悠太は理香のこの拗れた恋愛の全部を知っているのに、理香を好きだと言ってくれた。
その悠太の気持ちに応えられないと理香が言ってもそれでもいいと言って、ただ優しく無条件に理香を甘やかす。
捨てられない恋と、与えられる恋に、揺れる
- あらすじ
- 上司と不倫をしていた理香。
大人っぽく見えるようにメイクを変えて、鮮やかなワインレッドを唇に塗って、彼の気を引きたかった。
別れた後も引きずったままそのワインレッドのリップを捨てることができない。
自分を好きだと言ってくれる大学時代の後輩の悠太とも微妙な関係のまま、恋心が揺れ動く。
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