夢を叶えた日、一番にきみを想う
恋愛(ピュア)
完
3
みはし ゆず/著
- 作品番号
- 1667504
- 最終更新
- 2022/06/25
- 総文字数
- 84,223
- ページ数
- 125ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 12,905
- いいね数
- 3
「尚樹!」
何度、名前を呼んでくれただろう。
あなたに名前を呼ばれたのはずっと前のはずなのに、
今でも満面の笑みで俺に呼びかけてくれるあなたの顔と声が、ずっと頭の中に残っている。
「私は夢を叶えに行ってくる。だから尚樹も、夢を叶えてね」
あの時の俺はまだ高校2年生で、
あなたが遠くに行ってしまう不安と寂しさに耐えることで精一杯だった。
それでも。
「沙帆ちゃん、夢を叶えるためのスタートラインに、立ちました」
もうあなたは傍にいないのに、
あなたに逢いたくて、
あなたに胸をはって逢いたくて、
確かに交わしたあの約束を果たすために夢へ手を伸ばし続けたと伝えたら、あなたはなんていうだろうか。
またあの明るい声で、ケラケラと笑うかな。
「2人とも夢を叶えたら、また逢おうね」
あなたがどこにいるのか、今何をしているのかもわからないけれど、
俺はこの約束を、今でも忘れられずにいる。
何度、名前を呼んでくれただろう。
あなたに名前を呼ばれたのはずっと前のはずなのに、
今でも満面の笑みで俺に呼びかけてくれるあなたの顔と声が、ずっと頭の中に残っている。
「私は夢を叶えに行ってくる。だから尚樹も、夢を叶えてね」
あの時の俺はまだ高校2年生で、
あなたが遠くに行ってしまう不安と寂しさに耐えることで精一杯だった。
それでも。
「沙帆ちゃん、夢を叶えるためのスタートラインに、立ちました」
もうあなたは傍にいないのに、
あなたに逢いたくて、
あなたに胸をはって逢いたくて、
確かに交わしたあの約束を果たすために夢へ手を伸ばし続けたと伝えたら、あなたはなんていうだろうか。
またあの明るい声で、ケラケラと笑うかな。
「2人とも夢を叶えたら、また逢おうね」
あなたがどこにいるのか、今何をしているのかもわからないけれど、
俺はこの約束を、今でも忘れられずにいる。
- あらすじ
- 所謂「底辺高」に通う名城尚樹(なしろ なおき)は、進級が不安視されたことから親に入塾を強要される。
全くやる気が出ず、担当の先生たちから嫌われる中、
「教えてよ。尚樹くんのこと」
一人の先生との出会いが、少しずつ彼を変えていく。
真っ直ぐな、でも少しだけ奥手な、高校生のラブストーリー。
**
同著者「それでも私は、あなたがいる未来を、描きたかった。」に続くストーリーとなります。
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