―もっと、刺激的な恋を。―

・


絶対に関わりたくないと思ってたのに


「待ってたよ。俺んとこくるの」



絡められるように深い深い沼底へ



「ぜんぶ、ぶっ壊してあげる」



気づいた時には抜け出せなくなっていた。



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深川 真白
【Mashiro Fukagawa】


×


楪 時雨
【Shigure Yuzuriha】

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「んっ……やっ…ぅ」


「……カワイー声。
もっともっとしてあげる」


じんわりと灯る明かりの下で

汗ばんだシトラスの香りが全身を包み込んで。



「あーたまんない……っ
さいっこう」



甘すぎる熱はとまることをしらなくて。


・


「ねぇ、外して……っ
この鎖……」


「いいよ。
なら、俺以外いらないっていって」



身震いするほど涼やかな瞳が

暗闇の中で



紅に染まった────。