僕の世界の半分で
青春・友情
完
3
- 作品番号
- 1610841
- 最終更新
- 2021/04/18
- 総文字数
- 29,991
- ページ数
- 76ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 43,434
- いいね数
- 3
たとえ誰かに否定された世界でも、
ただずっと、きみと笑いあっていたい。
僕の世界の半分で
2020.7.28
完結同時公開
- あらすじ
- この想いは半分だけ、きみに届けよう。
この作品のレビュー
読み進めていくうちにぽろぽろと涙が止まらなくなってしまった。 月日がたって環境や考え方が変化してくうちにその狭間に悩んで苦しんでる雅翔くんと同じように、いろいろとブワッて溢れて。 物語の中で、壱くんの言葉や先輩の言葉が雅翔くんを優しく包み込んで救ったのと同じように、私自身がこの作品を読んで考えるきっかけができて救われて。改めて全部含めて、言葉って素敵なものだなと思いました。ラストシーンには感動のあまり号泣して。明日の朝起きるのが怖い。 雨さんの優しい優しい世界が大好きです。みんな心から幸せになってほしい。そして、ゆんちゃん、最高に可愛い天使(ヒロイン)が大好きです。 素敵な作品をありがとうございました。
この作品の感想ノート
私は4歳のときに事故で足が動かなくなり車椅子の生活を送ることになりました
小学校はみんな理解してくれ何事もなく楽しい日々を過ごすことができていましたが、中学になりその生活は180度変わりました
授業などで私が先生に褒められると【障害者のくせに生意気なことを言って】とか、一緒にいると【障害がうつる】とか、(障害者が一緒のクラスとかまじ最悪】とか、色々言われ続けました
私の学校はいろいろな障害を持った方も沢山いました
私の性格上、私と同じ人たちの悪口を言われるのが、自分が言われるときよりもひどく傷ついたので、注意したりすると私に対するあたりはさらにきつくなったりしました。
今私は社会人になり、電車を使用して通勤をしています
混雑時に電車に乗るとすごく嫌な顔をされます。
私は障害を持った人もそうでない人も【同じ人間】なのは変わりないと思います
どうして区別をつけるために【障害者】という言葉を作ってしまったのか、ときどき不思議になることがあります
時間がかかってもいいから理解してくれる人がこの先どんどん増えていくことを私は願っています。
このお話し書いて下さりありがとうございます
嬉しかったです
ほんとうにありがとうございます
長文失礼しました
涙がとまりません。軽い気持ちで読み始めたのに、夢中になって一気に読んでしまいました。
障害は個性と捉えるべき、と言われる様になってきてはいますが、まだまだ私達の中に無意識に近いレベルで刷り込まれた価値観は、障害者と健常者という大きな括りの間に線引きするのをやめさせてはくれません。
人は、自分と異なる理解し難い存在を、恐れるあまりに否定したり嫌悪したり排除したりする生き物で、それが線引きをしてしまう根底にあるのではないでしょうか。
好奇心で一杯の恐れを知らぬ子供のうちは、その線引きの線を心にもたず、自然と個性として捉えることができるのだと思います。それが、大人になっていくうちに線引きをするすべを押し付けられ、せざる終えなくなっていく。
そんな風に嫌な自分に変わっていくことをずっと意識していた主人公はどんなに辛かったでしょう。
素晴らしい作品だと思います。たくさんの人に読んで貰い、 障害を持つ人やその回りで当たり前のように手をさしのべつつ暮らしている人々について、もっと思いをめぐらせて欲しいなと思いました。
素晴らしい作品をありがとうございました。
雨さんの書籍化作品
この作品をシェア
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…