―もっと、刺激的な恋を。―

街角で知り合ったふたりに、 風の葉は揺れるでしょう それとともない季節は、風にあらわれて 出会いも思い出となりつつあること 季節は、空気を熱して ふたりを熱してゆきます。 出会いは、いづれ 記憶となり、手帳のように増えてゆく記憶は、ペンなくともカメラなくとも、 記録してゆきます。 どんな、出会いでも、 あなたは、運命です。

春風に、吹かれてひかる紺地のブレザー。 新学期になれば、わたしが着ることとなった真新しい学生服は彼氏とお揃いで風を切って前に進む。舜はわたしに隠しているけど、わたしは知ってる。 舜は、彼女としてわたしをテストするように付き合ってること。そして、それには大きな理由があること。