―もっと、刺激的な恋を。―

街で見かけた綺麗な人…夜の街で見かけた。暗くて顔は、よく見えなかった。でも…一つだけ分からるのは、寂しそうに僕を見ていた。 制服着ている学生さんが、私をずっと見ている。時間が止まったみたいに、動かない。周りは動いてるのに、私達だけの時間が止まったみたい。 「どうしたの？」 声をかけてみた。 「別に…」 声をかけられたから、答えた。 「貴方そこ何？」 私から質問をした。 「僕も別に…」 質問に答える。 僕は愛されてはいる。けど…自分から愛し人はいない。 私は愛されない。だから…愛して欲しい。 こんな私達があの日会ったのは、今思えば…『奇跡』だったのかもしれない。

いつもと変わらない朝に、目を覚ます。何度目の朝だろう。カレンダーを、チラッと見た。『12月14日』あの日から…。 「もう…2年になるのか」

僕の名前は、飛島 飛鳥(とびしま あすか)僕は貰われては、施設に預けられた。そんな事が繰り返ししているうちに、本当の名前を忘れてしまった。

私の国には、『アカシックレコード』と言う本があると、言われている。宇宙あって過去、未来が記録されている。でも…そんなのただの伝説程度の話だと、思っていた。