犠牲にしてきた兄の幸せの為に 幸せだった自分の幸せを犠牲にする 美しい兄妹愛だった 「俺は、絶対に認めねぇ！！」 自分を犠牲にするだけが 他人の幸せも 踏みにじっていた 才色兼備な令嬢 『柳生 色』 やぎゅう しき × 眉目秀麗の暴君子息 『白鳥 透』 しらとり とおる 『性格も』 「うるせぇ！お前は黙ってろ！」 『考え方も』 「なんですか！？その恥ずかしい言葉使いは！」 何もかも違う だからこそ どこかで繋がるものがある

自業自得 そんな言葉がぴったりだった 戻ってきた私の居場所はない そこにも あそこにも どこにも 捨てていってしまった私には なにも残っていなかった ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 悲劇のバレリーナ 一条 詩織 × フェミニスト学生デザイナー 鷹司 芹 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

幼い頃に交わした約束 「また、会えるよね？」 もちろんと笑った顔を今も覚えてる 再開した幼馴染みふたりと あの頃に戻ったみたいで楽しかった 三人でバスケして 笑った ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 「あいつなんてやめろよ 俺だってお前が……」 「あいつとのことを応援できるほど…… できた人間じゃないんだよ」 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ あの頃のわたしは こんな風になるなんて思わなかったよ わたしたちは変わらないって信じてたから ずっと仲良し三人だって信じてたから 『絶対的な美少女』 × 『幼馴染みたち』&『好きな人』 少女漫画でいうライバル系美少女 学校の王子さまに恋したけど！？ 「やっぱり、だめみたい」 幼馴染みとしか思ってなかった二人 告白されて意識して 「好きだよ」「好き」 そんな風に見てこなかったのに こんなにもどきどきしてる