―もっと、刺激的な恋を。―

何を考えているのかわからない。 桜もまだ蕾の4月の最初 抱いたのはのはそんな感想。 大人しくて、背が大きい。 男子の中でも目立つ方ではないし、 口数も少ない上、何より表情が顔に出ない。 授業中はいつも窓際一番後ろの特等席で 遠くを見つめているか、寝てるか。 隣の席の人は、そんな男の子だった。 そんなナナくんとの “ひみつ” は、絶対に内緒。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 恋をしたい臆病で人見知りな女の子と 誰にも言えない秘密を持った天然な男の子の ひみつの、恋のお話。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 2018.5.17～ 随時更新中 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

私が好きになった人は 口が悪くて そのくせ優しくて お節介で …絶対に手の届かない所にいる 先生でした。 ┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈ 高校二年生。 西日の差し込む校舎の片隅で 10も離れたあなたに 恋をした。 いわゆる “禁断の恋” をした いい子になれない私の話。 ────ねえ、先生。 私悪い子でごめんね いい子になるからさ おねがい。

｢…えへ、私幽霊になっちゃったみたい…｣ ｢……は！？｣ 目を覚まさないはずのあいつがそこにいた。 これが今まで憎まれ口しか叩けなかった俺への最後のチャンスなら まだどうか一緒に居たいから 笑っていてほしいから おやすみなさいの瞬間まで どうか、隣に。