私、竹内 香織 (たけうち かおり)は、小学校を卒業し、中学生だ。 中学生活をスタートして間もない頃、ある、転入生がやって来た。 その転入生の名前は、寺本 大貴 (てらもと だいき) 彼は、凄く勉強熱心で、真面目な人だなぁーと、思っていたら… すごくドSだった！ 寺本君が来てから、少しすると、また転入生がやって来た。彼の名は、山下大介 (やました だいすけ)だ。しかも、山下くんと寺本くんは親友だったのだ。ある日階段を登っていると、 寺「クラスのさ、竹内香織ってスゲー真面目だよな。」 山「だな！介護士系の顔してる( 笑 )」 そんな寺本くんに私は、心を揺さぶられるようになった。徐々に寺本くんに、好意を抱くようになった。 ある日 廊下を歩いていると、寺本君が話しかけてきてくれた。 寺 「数学のノート貸してくれないかな？」 竹 「あっ、い、いいよ…」 寺 「ありがとう」 こんなの初めてだ。男のコと、こんなやり取り… これだけでもとても嬉しかった。こんなことが続き、寺本君と私は、仲良くなり、友達と言えるような関係になった。嬉しかった。これでまた、「すき」という気持ちが大きくなった。 でも、寺本くんはすごくモテて、クラスのアイドルに… 放課後、帰ろうと廊下を出た瞬間、隣のクラスの林 菜穂 (はやし なほ）ちゃんが、寺本くんに告白していたのだ。 慌てて教室に入って、こつそり聞いてみる。 林 「あの、えっと… 寺本くんが、転校してきた時に、あぁいい人だなぁーと思って好意を抱きました。それからよく喋るようになって、すきって気持ちが抑えきれなくなりました… 好きです、付き合ってください！」 なげぇーよ!!と思う私。寺本くんの答えは…