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2017/03/29 10:11
曖昧だからこその透明さ
18歳と16歳。大人じゃないけど子供でもない。結婚という約束だってできる。それでも大人の庇護なしではまだ生きてはいけない…そんな二人の、最後のような、けれど「いつか」の明日が来るような、そんな一日のお話。
この作品には「曖昧」であるゆえの良さがあるのだと思う。二人の抱えている事情も深くは語られていないし、ラストも彼らがこの先どうなるのかは読者が想像するしかない、そんな内容のお話です。けれど儚くても確かに二人はそこに存在していて、その二人の世界はあまりに美しく、透明に映ってしまうのです。
最後のページ。確証はなくてもいつか来ると信じたい。そんな明日への「また明日」という言葉がとてもあたたかかった。未来の行き先はわからないけれど、どうか明日という名の未来が二人にとって優しいものでありますように。そう願わずにはいられません。
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