愁雲愛染さんの作品一覧

夢色の蜜は軌跡を描く

総文字数/8,554

ホラー・オカルト18ページ

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佐倉夏来。 生まれてこの方、自分を女だと意識したことがない。 たかだか染色体が一個違うだけの事を、何でわざわざ気にしなければならないんだ。というのは、夏来の口癖だった。 面倒事に巻き込まれるのは、夏来にとって一番嫌なことだ。 自分から首を突っ込んで問題を解決するような、名探偵気質の奴などゾッとする。 男っぽくて、比較的平和主義な不思議ちゃん。 今の夏来のイメージは、学校全体でこんな感じだった。 夏来は平穏な日々さえあれば良かった、それ以上何もいらなかった。 これは、そんな当たり前の、ちょっと変わった、でも、とても平穏な夏来の日常が、少し変わってしまうお話。
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