―もっと、刺激的な恋を。―

桜木　百合 １７歳の青春真っ只中 …のはず 「どいつもこいつも、自分の幸せをアピールしやがって！」 「のろけ話も、ハッピーな話も他でやれ！！」 そう叫ぶ私に、笑いながら妙な事を言う男が一人いた… 「オーラがちょっと黒すぎるよ～」 「まあ、それも個性でいいかもね☆」 友達のハッピーも、家族のハッピーも、誰のハッピーだって素直に受け入れられない私… でも、私だって本当は、心の底からみんなに「よかったね」って言いたいんだ…