―もっと、刺激的な恋を。―

間違いだらけのうちの人生。 失ったもん…たくさんあるし。 取り返せへんもんもいっぱいやし。 一生クリアにはできひんし、どっかでそれが邪魔をする時がくるかもしらん。 けど、今なら言える。 自分の選んだ道に後悔はないって！！ それはあなたがいてくれたから。 うちを見捨てずに支えてくれたすべての人に感謝をこめて 本間の本間に、ありがとうやで。

動物園は四人で行った一番の思い出の場所だった。 二人で水族館に行ったね。お父さん何でか、着くまで『黙って着いてこい』って行き先教えてくれなかったね。 お兄ちゃんは小学生になってもお漏らししてた。 わたしはバレなかった。 お母さんの底抜けの笑い声は玄関の外まで響きわたって友達に評判がよかったんだよ。 お年玉の無いお正月もプレゼントのないクリスマスもこなきゃいいと思ってた。誕生日なんて大嫌いだった。 だけどそんなのどうでもいい。 そんなのに執着していた自分が今は小さく思えて笑ってしまう。 ねぇ…お父さん。 うちはどれくらい良い子だった？ うちはどんなけの事してあげれてた？