プロフィール

やなやん
【会員番号】300714
元ゲーム開発者。
いわゆる[ケータイ小説]は書けないかもしれませんが、自分が生きるために書いていますので、ご一読頂けるだけで感謝感激です。

作品一覧

あいなきあした

総文字数/20,225

恋愛(実話)25ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
人生をセミリタイアした男の第二の人生とは? 愛と孤独と希望と絶望の、おっさんファンタジー小説!
これは恋ではない

総文字数/6,917

恋愛(キケン・ダーク・不良)16ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
これは恋ではない… これは小説でさえないかもしれない…
私を買ってください

総文字数/4,273

恋愛(その他)7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
 今日も今日はで、うんざりするほど蒸し暑い。 五人も作業すればいっぱいの工場の中で、甲高く立ち上る電動ドリルの音。ドリル刃を垂直に押し込み、貫いたら逆回転に切り替えて引き抜く。図面をもとに先にけがいておくから、作業となると機械的に、飽きて意識が飛ばないことを願いつつ、ひとつ、またひとつと押し込んでゆく。 いつからかうんざりするほどの汗が額から流れ、いわゆるドカチンスタイルのはちまき状のタオルは、今にもほどけてしたたり落ちそうだ…。 言葉にしてみるとちょっと『お仕事』しているみたいに聞こえるが、いわゆる俺のしている労働ってヤツは、大きな企業さんたちがコストダウンの名のもとに「つくる」ことは極力外に出して(アウトソーシング)、金勘定の人間以外はリストラする、利潤追求のおかげでおこぼれをいただいているワケで。 ついでに言えば、図面引きの俺が、なんだかんだで離婚して、社訓である 「家庭の平和は社会の平和!家庭なくして平和なし!」 と、一月に一回唱和させられるスローガンにそぐわない人間として、そこはかとなく左遷をくらってるワケである。(もちろん社長の不倫癖も専務に二号さんがいようと) 淡々と作業していくと、集中は途切れ、思考は彼方遠くへと…。 心もとない意識をたぐりよせ、心にあるバネみたいなものをギュっと押さえ込む。これを押さえられなくなったとき、俺はどこかへ飛んでいくのだろうか…?

公開リスト一覧

公開されているリストはありません。

レビュー一覧

レビューした作品はありません。

好きな作家

    登録されていません。
pagetop