―もっと、刺激的な恋を。―

優しさってなに？ さぁ？傷つけないことなんじゃない？ 幸せってなに？ さぁ？私たちには手に入れることは出来ないモノなんじゃない？ じゃあ、愛ってなに？ さぁ？少なくとも、貴女が思っているほど綺麗なモノではないんじゃない？

×月○日 今日から私は旅に出ようと思います 見習い魔術師少女 ユイ・パール × 見習い画家少年 アンリ・ユグドラシル

殺人はいけない。殺人はこの世で一番いけないことだ どうして？ 同じ人間という仲間を殺して何になるんだ 楽しいよ？ それでも殺人はいけないんだよ でも、一度覚えてしまった快楽を忘れるのは難しいよ 知っているさ。そのために努力や我慢と言う言葉があるじゃないか ふうん？ さて、この話は終わりにしようか。そろそろ君も私の脳天をその大きなナイフでどうぶちまけるか考え終わったんじゃないのかい？ まあね。じゃあお言葉に甘えて おっと一つ聞き忘れたが、君は殺人者なのかな？ 残念、不正解。私は殺人鬼だよ なら君が殺人をするのも納得だね 解ってもらえて光栄だね それじゃ、さようなら

「ねぇ、聞いた？隣のクラスの××ちゃんね、あのサーカス見に行ったっきり帰って来ないんだって」 「うそぉ～！じゃああの噂本当だったの？」 「そうみたい。だからアンタもサーカスの招待状貰ったら気を付けてね」 「うん」 って私のクラスの子たちが言ってたよ クスクス、次は誰に招待状渡そうかなー？